昨年の米2歳王者フォルテが引退、目標のBCクラシックに間に合わず決断

2023年10月20日 14:02

 昨年の米2歳王者フォルテが、次走に予定していた11月4日のG1ブリーダーズカップクラシックを前に引退することが決定。来年からスペンドスリフトファームで種牡馬入りすることが陣営から発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

 T.プレッチャー厩舎が管理していたフォルテはヴァイオレンス産駒の3歳馬。昨年はブリーダーズカップジュベナイルなどG1を3連勝(ホープフルステークスに関しては薬物陽性のため係争中)して2歳王者に選出され、今年は4月のG1フロリダダービーを制したものの、本命視されていた5月のG1ケンタッキーダービーは故障のため直前で出走取消の不運に見舞われた。

 その後は7月のG2ジムダンディステークスを勝ち、8月末のG1トラヴァーズステークスで4着。しかし今月19日の調教後にプレッチャー調教師がBCクラシック出走には時間が足りないと判断したのを受け、このタイミングでの引退となった。通算成績は10戦7勝(重賞6勝)。