キングジョージ覇者のパイルドライヴァー、クールモアで種牡馬入り

2023年10月21日 14:26

 先日に引退を表明しながら去就未定だったパイルドライヴァーが、来年からクールモアのナショナルハントにて種牡馬入りすることが決まった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 W.ミューア&C.グラシック厩舎が管理していたパイルドライヴァーはハーバーウォッチ産駒の6歳馬。4歳時に英G1コロネーションカップ、5歳時に英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを勝ち、6歳となった今年は英G2ハードウィックステークス制覇から連覇を狙ったキングジョージで5着に敗れた。

 その後は10月の仏G1凱旋門賞を目指していたが、9月初めに以前に痛めた提靱帯の故障が再発して無念の引退となっていた。

 ミューア調教師は「パイルドライヴァーはこれまで手掛けた中で最高の馬。素晴らしい日々を私たちに与えてくれた」「新たなキャリアでも素晴らしい成績を残し続けると思う」と語っている。