現地25日、11月の豪G1メルボルンカップの前哨戦にあたるG3ジーロンカップ（ハンデキャップ、芝2400m）がジーロン競馬場で行われ、10歳の伏兵アマデが後方待機から突き抜けた。

　前半は縦長となった馬群の後方に控えたアマデは、最終コーナーで内側からポジションを上げて直線へ。残り100メートル付近でまだ5番手争いだったが、そこから一気に伸びて先頭でゴールに飛び込んだ。

　0.3馬身差の2着は勝ち馬より2.5キロ重いトップハンデ（56.5キロ）を背負ったアシュラン。1番人気に推されていたファーストイモータル（54キロ）は2番手から後退して7着に終わった。

　P.ストークス厩舎のアマデはジャイアンツコーズウェイ系カサメント産駒の10歳セン馬。912日ぶりの勝利で重賞2勝目となった。なお豪競馬メディア『racing.com』によるとこの勝利があってもアマデのメルボルンカップでのエントリー順は40位で、出走は難しい状況となっている。