現地5日、独ミュンヘン競馬場でG1バイエルン大賞（芝2400m）が行われ、B.ムルザバエフ騎乗のジュンコが快勝した。

　昨年の米G1ブリーダーズカップターフ勝ち馬のレベルスロマンスが直前で回避して4頭立てとなったレースは、2番人気のジュンコが先頭に立って縦長の展開に。隊列が変わらないまま最後の直線に入ると後続より仕掛けを遅らせたジュンコが残り4ハロン付近でスパート。最後は流しながらゴールの完勝を収めた。

　3馬身差の2着は2番手追走から流れ込んだアシステント。前走の独G1オイロパ賞を制して1番人気に推されていたインディアは末脚不発でさらに2馬身半差の3着に終わった。

　A.ファーブル厩舎のジュンコはアンテロ産駒の4歳セン馬。7月の仏G1サンクルー大賞では3着に入り、続く8月の仏G3ルー賞で重賞2勝目。今回が嬉しいG1初制覇となった。