【BCクラシック】上がり2ハロンが27秒58の消耗戦…耐えたホワイトアバリオ/ラップ分析

2023年11月06日 16:20

<BCクラシック>◇4日(日本時間5日朝)=サンタアニタパーク競馬場(米国)◇G1◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走12頭◇1着賞金312万ドル(約4億6800万円)

 第40回のBCクラシックはアレイビアンナイトの逃げでアメリカ競馬らしいハイペースの消耗戦になった。発表されたレースの2ハロン(400メートル)ごとのラップは22秒46、23秒27、24秒55、25秒01、ラストは27秒58。勝ちタイムは2分2秒87。おそらく最後の1ハロンは各馬の脚が止まり、13秒台~14秒台の数字を要している。

 好位3番手から直線入り口で先頭に立ったホワイトアバリオも最後は苦しい競馬だったはず。これまでに2000メートルの距離経験は昨年ケンタッキーダービー(16着)のみで、以前に挙げていた6勝はすべて1800メートル以下だった。馬の能力を信じたアイラッド・オルティス・ジュニアの強気の仕掛け、それに応え、最後まで耐えたホワイトアバリオがダート最強馬の栄冠をつかんだ。

出典:日刊スポーツ