KYダービー馬メイジが引退、ペガサスWC目指すも問題発覚で決断
2023年11月28日 13:00
今年の米G1ケンタッキーダービーを制したメイジが引退し、来年からエアドリースタッドで種牡馬入りすることが陣営から発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。
メイジは今月初めの時点では来年1月のG1ペガサスワールドカップを目指して現役を続行する可能性を伝えられていたが、G.デルガド調教師によると「シーズン終了後の検査で小さな問題が発覚し、来季の初期目標を断念せざるを得ないことが判明した」ことで方針変更となったという。同師は「彼はいい種牡馬にはならない。素晴らしい種牡馬になるだろう」と語っている。
グッドマジック産駒のメイジは今年1月末にデビュー勝ちし、4月のG1フロリダダービー2着などを挟んで5月のKYダービーを制覇。2歳時に走らずKYダービー馬となったのはアポロ(1882年)と三冠馬ジャスティファイ(2018年)に続く3頭目の快挙で、4戦目でのKYダービー制覇はジャスティファイと並ぶ最少タイ記録だった。
以降はG1プリークネスステークス3着など勝ち切れず。通算7戦2勝での引退となった。