パンサラッサ現役引退、種牡馬入りへ 矢作師「心に残る馬でした」引退式は調整中

2023年11月28日 13:14

 “大逃げ”でターフを沸かせたパンサラッサ(牡6、矢作)が引退することが決まった。管理する矢作芳人調教師(62)が28日、発表した。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬になる。また、引退式を行う方向で調整している。

 矢作師は「レース後も問題ありませんが、最初から年内で引退と考えていたし、いい引き際なのかな、と。欲を言えば、キリがないですから。(パンサラッサには)本当に勉強させられました。馬というのは分からない。コントレイルと同じ世代で、素質は全く違うと思っていたのに、ここまでの馬になるとは想像もしていなかった。ファンの多い馬だったし、自分にとっても個性的な逃げ馬を作りたいという思いを持っていました。作ろうと思っても、作れるものではない。それは彼の資質だったと思います。心に残る馬でしたね。終わりだと思うと、グッとくるものがあります」とコメントした。

 パンサラッサは、19年9月の阪神でデビュー。4歳秋の21年福島記念で重賞初制覇を果たした。翌22年は中山記念、ドバイターフを連勝。今年2月には世界最高賞金レースのサウジCを制した。6月に右前脚の繋靱帯炎(けいじんたいえん)が判明したが、幸いにも症状は軽く、休養を経て26日のジャパンCで復帰。結果は12着だったが、1000メートル通過タイムが57秒6で、一時は後続に20馬身以上の差をつける“大逃げ”で観客を沸かせた。

出典:日刊スポーツ