マーフィー騎手が障害レースに挑戦、チェルトナム開催での騎乗にも意欲

2023年12月06日 12:33

 英国でリーディング3回、日本でも騎乗経験が豊富なO.マーフィー騎手が障害レースで初騎乗することになり、英競馬メディア『racingpost.com』などが現地5日に報じた。

 マーフィー騎手が騎乗するのは7日にウィンカントン競馬場で行われる3マイル1/2ハロン(約4900m)のハードル戦で、J.オニールJr.やT.ベラミーといった障害界のトップジョッキーも騎乗を予定している。

 マーフィー騎手は今回の挑戦について「おじのJ.カロティ(元騎手)はチェルトナムゴールドカップやグランドナショナル、アイリッシュグランドナショナルを勝ち、調教師としてもチェルトナムGCを勝った」「10代の頃には彼の下で働いたから、障害戦はボクの人生の一部だし、ずっと障害戦に乗る野望を燃やしていたんだ」と動機を説明。チェルトナムフェスティバルのG1チャンピオンバンパーなどでの騎乗を模索し、長期の騎乗停止から明けた年初に障害ライセンスも取得していたことを明かしている。

 なお、これまでに平地のリーディングジョッキーが障害レースでも活躍した例はいくつかあり、伝説の名手L.ピゴットは1954年のトライアンフハードルなど、ハードル戦で20勝している。