今週から短期免許で騎乗の英国・モリス騎手、栗東で調教初騎乗「とにかく施設が素晴らしい」

2023年12月06日 18:19

 初の短期免許で今週から騎乗する英国の名手ルーク・モリス騎手(35)が6日、拠点となる滋賀・栗東トレーニングを訪れた。

 JRA・G1初騎乗となる阪神JF(G1、芝1600メートル、10日)のクイックバイオ(須貝)など5頭の追い切りに騎乗。充実したトレセンの設備には「とにかく施設が素晴らしい。坂路も良かった」と驚いた様子。初コンタクトのクイックバイオについては「昨日ビデオを見ながら研究し、今日は乗りました。思った以上にいい動きでしたし、コンディションも良さそう。感触は良かったです」とうなずいた。

 昨年の凱旋門賞馬アルピニスタの主戦を務めたことでも知られ、今夏のWASJでは英国・アイルランド代表として初来日していた。当初は香港から短期免許のオファーもあったと明かすが、今夏の札幌でJRAのレースに乗り、「やっぱりすごいと思った」。そこから日本での騎乗を目指し、実現した。

 日本のファンに向けては「皆さんは私が凱旋門賞を制したことはご存じかと思いますが、そのことはいったん置いておいて。改めて日本のファンに、自分の騎乗スタイルを見ていただければと思います」とアピールした。

出典:日刊スポーツ