名馬続出の米2歳G2ロスアラミトスフューチュリティ、伏兵ウィンストックが逃げ切り

2023年12月17日 12:46

 現地16日、米ロスアラミトス競馬場で2歳G2ロスアラミトスフューチュリティ(ダート8.5ハロン)が5頭により争われ、4番人気のウィンストックが最内枠を利して主導権を握ると、直線では内から併せにきた3番人気ストロングホールドを突き放して逃げ切った(1/2馬身差)。

 スタート直後に鞍上が仕掛けてハナに立ったウィンストックは、一団で続く後続から終始1馬身ほどのリードを保っての逃げ。最終コーナーから内をすくってきたストロングホールドと叩き合いになるも、粘る相手を最後の50ヤードほどで突き放した。さらに1/2馬身差の3着に1番人気のコーチプライムが最後方から追い込んだ。

 ウィンストックはソロミニ(父カーリン)産駒の牡馬で、8月25日のデビューから3戦目の10月15日にサンタアニタパーク競馬場のダート8ハロンで勝ち上がり。それから連勝での重賞初制覇で通算成績を4戦2勝とした。同馬を管理するB.バファート調教師は7連覇していた2020年以来となる通算14勝目。

 ロスアラミトスフューチュリティはケンタッキーダービーのポイント対象レースで、昨年のプラクティカルムーブがサンタアニタダービーも制したのをはじめ、スローダウンアンディ(2021年)、インプロバブル(2018年)、マッキンジー(2017年)、ドルトムント(2014年)、シェアドビリーフ(2013年)など過去の勝ち馬からG1ホースが続出。ルッキンアットラッキー(2009年)やイントゥミスチーフ(2007年)といった名種牡馬も輩出している。