豪レーシングヴィクトリア（RV）は現地19日、無免許での調教行為を行ったJ.カートライト騎手に対して2万豪ドル（約195万円）の罰金を科した。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

　29歳のカートライト騎手はC.クック調教師の管理下にあるピントオフと未出走の3歳馬シースルーの調教を、クック師が関与する敷地内で手掛けた嫌疑がかけられ、この行為が「登録された競馬場、調教場、調教施設において馬を調教することができるのは、調教許可証またはライセンスが発行された者に限られる」という規則に抵触した。

　嫌疑の対象期間は今年の1月31日から9月8日までとされており、カートライト騎手は8月を最後に騎乗していない。

　なお、この件に関してクック師は12月29日を期限としてRVスチュワードに異議申し立ての書面を提出するため処分保留となっている。