ウォームハートがレコード勝ちで有終の美、米G1ペガサスWCターフを牝馬として初制覇

2024年01月28日 12:45

 米ガルフストリームパーク競馬場で現地27日にG1ペガサスワールドカップターフ(4歳以上、芝9ハロン)が行われ、2番人気のウォームハートが3番手追走から直線で内ラチ沿いを突き、4番人気アイムベリービジーの追撃を振り切った(1/2馬身差)。

 発馬良く3番手で向正面を通過したウォームハートは、鞍上のR.ムーア騎手に促されて直線入口では逃げ馬の内を狙って抜け出し、中団後方のラチ沿いから馬群の中に切り替えて追い上げるアイムベリービジーを振り切った。

 勝ち馬の直後を追走した最低12番人気のキャットニップがクビ差の3着に続き、デビュー3連勝で1番人気のインテグレーションは勝ち馬の後方で5番手追走も、直線でキャットニップに外から締められるなど進路がなく5着に敗れた。

 ウォームハートはアイルランドのA.オブライエン調教師が管理するガリレオ産駒の4歳牝馬で、昨年9月のヴェルメイユ賞に続く3度目のG1制覇(重賞4勝目)。走破時計の1分44秒45はトラックレコードとなった。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、クールモアアメリカの関係者は戦前の予定通りに今回でウォームハートを引退させ、初年度はジャスティファイと交配する見通しを明かしている。