【リヤドダートスプリント】リメイクが鮮やかな差し切りで前年の雪辱

2024年02月25日 11:30

 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で現地24日に行われたG3リヤドダートスプリント(ダート1200m)は、日本のリメイクが中団の内で脚を溜めると直線で外に持ち出され、押し切りを狙うアメリカのスケリーを鮮やかに差し切った。

 五分の発馬を決めたリメイクは川田将雅騎手が中団の内ラチ沿いに誘導して手応え良く追走。先頭を奪ったジャスパークローネから5馬身ほどの4番手で最終コーナーを回ると、直線では先行3頭の外に切り替えて余力十分に差し切った。

 スケリーがジャスパークローネと並ぶように先行して1馬身1/2差の2着に粘り込み、さらに1馬身1/2差の3着には最後方から馬群の中を抜けたボールドジャーニーが入線。これから1馬身差の4着にジャスパークローネ、ケイアイドリーは発馬で一歩遅れる格好になるなど後方から6着までだった。

 新谷功一調教師が管理するラニ産駒のリメイクは通算4度目の重賞制覇で、昨年9月のコリアスプリントに続く海外重賞2勝目。昨年のリヤドダートスプリントではアメリカの強豪に完敗の3着だったが、再挑戦で見事に雪辱を果たした。