ロマンチックウォリアーが香港ゴールドC勝利、ヴォイッジバブルとの激戦制す

2024年02月26日 10:35

 現地25日、香港シャティン競馬場でG1香港ゴールドカップ(芝2000m)が行われ、J.マクドナルド騎乗のロマンチックウォリアーがヴォイッジバブルとの接戦を制した。

 大外枠から出たロマンチックウォリアーは3番手の好位を確保し、ヴォイッジバブルがこれを4番手でマークする形に。両馬とも中盤でまくってきたセニョールトーバを先に行かせていったんポジションを下げるが、直線では先に先頭まで突き抜けたロマンチックウォリアーの外からヴォイッジバブルが並びかけ、残り300メートル過ぎから激しい叩き合いに。

 相譲らぬ競り合いはロマンチックウォリアーが最後まで先頭を譲らず決着。ヴォイッジバブルはクビ差の2着に敗れ、さらに3馬身1/4差でニンブルニンバスが続いた。

 ロマンチックウォリアーはアクラメーション産駒の6歳セン馬。昨年10月に豪G1コックスプレートを制すと、12月にはG1香港カップで連覇を達成。今回は昨年2着の借りを返し、G1を3連勝とした。

 香港ジョッキークラブの公式サイトによると、マクドナルド騎手は「彼(ロマンチックウォリアー)は私を驚かせ続ける。信じられないほどの馬だ。誰もが認めるチャンピオンだよ。彼に乗ることがどれほど光栄なことか、力説しきれない」と相棒を絶賛。またC.シャム調教師は、ロマンチックウォリアーが6月のG1安田記念に遠征する可能性を残していることを示唆した。