​KYダービー出走賭けた最終切符、レキシントンSはエンシーノが制す

2024年04月15日 12:30

 現地13日、ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「Road to the Kentucky Derby」の最終戦となるG3レキシントンステークス(3歳、ダート8.5ハロン)が米キーンランド競馬場で行われ、F.ジェルー騎乗のエンシーノがKYダービー出走に望みをつないだ。

 外目の枠から好スタートを切ったエンシーノは先頭に立ってレースをけん引。単騎逃げに持ち込むと第3コーナー付近からは唯一追いすがる1番人気のザワインスチュワードとのマッチレースに。直線入り口でいったんは並びかけられたが再び突き放し、3/4馬身差の勝利を収めた。

 エンシーノはB.コックス厩舎のナイキスト産駒。1月末にデビュー2戦目で初勝利を挙げると、3連勝での重賞初制覇を果たした。

 KYダービーのフルゲート20頭に対して日本限定シリーズトップのテーオーパスワードには優先出走権が与えられている。また、欧州限定シリーズトップのブラケンズラフにも優先出走権があるものの、こちらは6月のロイヤルアスコット開催に備え遠征を見送る模様。そのため、本番出走可能ラインは19位まで。40ポイントを獲得したエンシーノは21位だが、ティンバーレイクが短距離路線への転向を示唆し、さらにG3のサムエフデービスステークス勝ち馬ノーモアタイムが故障したため、19位でギリギリ出走可能の見込みとなった。