イタリアでデビューのフォルガリアが無傷6連勝、英G3フレッドダーリンSから仏1000ギニーへ
2024年04月21日 06:42
英ニューベリー競馬場で現地20日に1000ギニー前哨戦のG3フレッドダーリンステークス(3歳牝馬、芝7ハロン)が6頭により争われ、H.ドイル騎乗のフォルガリア(3番人気タイ)が2列隊形の最後方から残り1ハロンで先頭に並び、2番手から粘る2番人気のリーガルジュビリーに競り勝った(クビ差)。
勝ち馬の直前から仕掛け遅れる形になった5番人気のエルマルカがさらにクビ差の3着に続き、昨年8月のG2ロウザーステークス勝ち以来の3歳初戦を迎えた1番人気リリーフローリーは、勝ち馬と並んで最後方から伸びるも最後に脚が上がって4着に敗れた。
フォルガリアはM.ボッティ調教師が管理するデューディリジェンス(父ウォーフロント)産駒。ボッティ師の兄のステファーノ師が管理して昨年5月のデビューからイタリアで重賞2勝を含む無傷の5連勝を飾り、今回は半年ぶりの移籍初戦で連勝をさらに伸ばした。
ボッティ師に代わり臨場したルシエ夫人は英競馬メディア『attheraces.com』などに対して「差し当たり仏1000ギニーになりそうよ。その先の可能性は無限大。彼女は国際的な牝馬になれるかもしれないし、あまり早く売却されたりしなければいいけどね。彼女はイタリアのチャンピオン牝馬で凄く能力があって、どこでも戦えることを見せてくれた」とフォルガリアの今後について語っている。
また、2着のリーガルジュビリーを所有するチェヴァリーパークスタッドの関係者は、次戦を英1000ギニーとして距離延長に自信を見せた。