現地17日、英ニューマーケット競馬場で英1000ギニーの前哨戦にあたるG3ネルグウィンステークス（3歳牝馬、芝7ハロン）が10頭立てで行われ、O.オーア騎乗のプリティクリスタルが1番人気に推されていたダンスシークエンスとの接戦を制した。

　直線コースでふたつに分かれた馬群のうち8頭の集団で2番手を追走したプリティクリスタルは、馬群合流後も逃げるカトマンズを猛追。残り半ハロンでとらえて先頭に立つと、馬体を併せてきたダンスシークエンスもクビ差で振り切った。

　R.フェイヒー厩舎のプリティクリスタルはドバウィ産駒。母プリティベイビー（父オーペン）は7ハロンの重賞を2勝しており、自身は2歳時にG3を4戦して2着が最高だったが、3歳初戦で待望の重賞初勝利を手にした。

　近年のネルグウィンSからは、2022年の勝ち馬カシェイが続く英1000ギニーも連勝。ただしプリティクリスタルは英1000ギニーへの登録がなく、フェイヒー調教師は今後について独1000ギニーを選択肢に挙げている。