「僕も彼もベストを尽くしました」坂井瑠星騎手がケンタッキーダービーの直線を回顧

2024年05月07日 16:15

 ケンタッキーダービーでフォーエバーヤング(牡3、矢作)に騎乗した坂井瑠星騎手(26)が最後の直線のシエラレオーネと鞍上タイラー・ガファリオン騎手との攻防について、自身のインスタグラムで6日、メッセージを発表した。

 同騎手は直線の攻防を回顧し、「確かに何度も寄られて接触はありましたし、実際にバランスを崩す場面もありました。しかし外から併せに来てくれたことでフォーエバーヤングは最後まで伸び続けてくれたとも感じました。ゴール前で2着のガファリオン騎手が僕の手綱をつかんだのでは?という声も聞きましたが、その事実はありません。僕も彼もベストを尽くしました」とつづった。

 SNS上では一部で「ガファリオン騎手が走行の妨害をしたのではないか」という声が上がり、また、現地米国のメディアも直線の接触を話題にしていたが、坂井騎手は互いのスポーツマンシップを強調。ミスティックダンやシエラレオーネ、同じチームジャパンのテーオーパスワードの名前を挙げ、「いつかまた彼らと戦える日を楽しみにしています」と締めている。

 今年の第150回ケンタッキーダービーはミスティックダンが制し、鼻差2着にシエラレオーネ、さらに鼻差の3着にフォーエバーヤングという歴史的な大接戦の決着となった。

出典:日刊スポーツ