香港ダービー馬マッシヴソヴリン、チャンピオンズ&チャターCで巻き返しなるか

2024年05月15日 11:47

 今年の香港ダービー馬マッシヴソヴリンのG1チャンピオンズ&チャターカップ(26日)が決定。香港ジョッキークラブが現地14日にZ.パートン騎手の談話を交えて紹介した。

 香港ダービーから挑んだ前走のクイーンエリザベス2世カップ(QE2C)では、1着のロマンチックウォリアーから8馬身1/4差の8着に完敗したマッシヴソヴリンだが、チャンピオンズ&チャターCを勝てば、香港競馬がプロ化した1971/1972シーズン以降、2006年のヴィヴァパタカに続く史上6頭目の香港ダービーとのダブル制覇となる。

 QE2Cでの完敗について「彼は濡れたトラックの経験が以前に海外での1戦しかなく、9馬身差で負けていた。1着ないし2着でなかったのは、前走(QE2C)までそれだけだったんだ。濡れたトラックがパフォーマンスに影響したと思いたい」とパートン騎手の歯切れは悪い。

「彼はダービーでレコード駆け(1分59秒85)した後だったしね。力試しには良かったし、彼は全力を尽くしたから、崖っぷちに立たされたと言えるかもしれない。同年代とのレースから、国際的なG1ホースとの対戦とステップアップも大きかった。それらのどれか一つが要因だったかもしれないし、彼を乾いたトラックで走らせて再評価するまで分からないね」と能力査定を持ち越した。

 なお、マッシヴソヴリンにとって初の2400mについて、パートン騎手は道中でリラックスしているタイプのため問題ないとの見解。「勝てるような位置にいられるかだろうね」と話している。