豪G1ドゥームベン10000、ベラニポティナが出遅れ挽回で際どく差し切り

2024年05月19日 09:38

 豪G1ドゥームベン10000(3歳以上、芝1200m)が現地18日にドゥームベン競馬場で9頭により争われ、3番人気のベラニポティナが出遅れて後方からの追走になるも、馬群の内をロスなく立ち回る1番人気アイウィッシュアイウィンを際どく差し切った(0.05馬身差)。

 発馬で一完歩ほど遅れたベラニポティナは馬群の内から位置の回復を図り、アイウィッシュアイウィンの背後で後方3番手を追走する。アイウィッシュアイウィンが最終コーナーでも内をキープしたのに対し、ベラニポティナは馬群の外へ回り込むと、最後方から先に進出した2番人気エスピオナと併せ馬の体勢でスパート。先に抜け出したアイウィッシュアイウィンをゴール寸前で捕らえ、さらに0.99馬身差の3着にエスピオナが続いた。

 ベラニポティナはC.マー調教師が管理するプライドオブドバイ産駒の6歳牝馬で、2022年10月のマニカトステークス以来となる2度目のG1制覇。重賞も同じく通算5勝目だが、昨年11月には前年のジ・エベレスト覇者の名を冠す賞金総額300万豪ドルの条件戦を勝っている。