英ゴールドカップ前哨戦のG3ヘンリー2世S、スウィートウィリアムが重賞初制覇

2024年05月24日 11:11

 現地23日、英サンダウン競馬場でロイヤルアスコット開催でのG1英ゴールドカップの前哨戦にあたるG3ヘンリー2世ステークス(芝16ハロン)が行われ、R.ハヴリン騎乗のスウィートウィリアムが接戦を制した。

 ほぼ一団となった馬群の後方2番手からレースを進めたスウィートウィリアムは中盤で最後方まで下がり、直線では先行勢の外に出してスパート。先頭争いで古豪トゥルーシャンを競り落としたカイウスコリスターに迫り、ゴール前で際どく差し切った。

 カイウスコリスターはアタマ差の2着。勝ち馬より約3キロ重い約62.1キロの斤量を背負ったトゥルーシャンはさらに6馬身差の3着だった。

 J&T.ゴスデン厩舎のスウィートウィリアムはシーザスターズ産駒の5歳セン馬。重賞では昨秋から今春の前走まで3戦連続で2着ないし3着と善戦どまりだったが、待望の重賞初制覇を果たした。なおこの勝利を受け、大手ブックメーカーの『ベットフェア』『パディパワー』は英ゴールドカップでのオッズを15倍、『コーラル』は17倍までカットしている。