現地15日、英ドンカスター競馬場でG2ドンカスターカップ（芝18ハロン）が行われ、H.ドイル騎乗のトゥルーシャンが制した。

　5頭立てのレースはブルームが逃げ、1番人気のコルトレーンが差のない2番手。トゥルーシャンは後方2番手に控えたが、第3コーナーでロングスパートを仕掛けて一気に先頭へ。直線では外ラチ沿いに進路を取ってから徐々に内へ切れ込むコースロスがあり、いったんは内から伸びた2番人気スウィートウィリアムに前に出られたかに見えたが、すぐにもうひと伸びして1馬身1/4差で勝利した。

　A.キング厩舎のトゥルーシャンはプラントゥール産駒の7歳セン馬。G1英ゴールドカップこそ馬場を嫌って毎年のように回避しているが、2021年には英G1グッドウッドカップと仏G1カドラン賞を連勝。今年は5月の英G3サガロステークス4着など2連敗していたが、約4カ月半ぶりの実戦で昨年10月のG2英チャンピオンズロングディスタンスカップ以来の白星を手にした。