英G2テンプルS、伏兵カードスが万全の取り口で重賞初制覇

2024年05月29日 12:34

 現地25日に英ヘイドック競馬場で行われたG2テンプルステークス(3歳以上、芝5ハロン)は、8番人気の伏兵カードスが逃げる4番人気リヴインザドリームの背後から手応え良く抜け出し、1/2馬身差をつけて快勝した。

 勝ち馬らと2列目で並走の最低9番人気の3歳馬セブンクエスチョンズが2馬身1/4差の3着争いを制し、豪州から遠征のアスフォーラ(1番人気タイ)は差し返される格好でハナ差の4着、もう1頭の1番人気ビューティフルダイアモンドはさらに3/4馬身後れて5着に敗れた。

 カードスはC.コックス調教師が管理するプロフィタブル(父インヴィンシブルスピリット)産駒の4歳牡馬で重賞初制覇。重賞は昨年8月の初挑戦から3戦して5着が最高だった。

 英競馬メディア『attheraces.com』によると、かつてカードスの父プロフィタブルも所有していた共同オーナーのA.スペンス氏は、戦前の予定通り次走をロイヤルアスコット開催とコメント。リヴインザドリームのA.ウエスト調教師はアスコット競馬場を不向きとし、次戦をコーラルチャージにする考えを明かしている。