ルックドゥヴェガが無敗で仏ダービー制覇、凱旋門賞での人気急上昇

2024年06月03日 13:25

 現地2日、仏シャンティイ競馬場でG1仏ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2100m)が行われ、R.トーマス騎乗のルックドゥヴェガが快勝した。

 ほぼ一団となって進む馬群の5番手付近で先行したルックドゥヴェガは、3番手まで上がって直線へ。残り400メートル付近で仕掛けるとあっという間に先頭に立ち、外から迫るファーストルック以下を寄せ付けずに2馬身差をつけてゴールした。さらにクビ差の3着にはソジーが続いた。

 C&Y.レルネール厩舎のルックドゥヴェガはロペデヴェガ産駒。重賞未経験ながらデビュー2連勝で大舞台に臨んでおり、今回の勝利で無敗の仏ダービー馬の称号を手にすることとなった。

 この結果を受け、大手ブックメーカー『コーラル』は秋の仏G1凱旋門賞のオッズを34倍から9倍までカット。英競馬メディア『At The Races』によるとY.レルネール調教師は「現時点では何の計画もない」としつつ、「彼は1マイル半を走れると思う。そこに疑いはない」とコメント。さらに「凱旋門賞は非常にトリッキーなレースだが、彼なら適応できる」と続けている。