G2伊オークス、未勝利馬のトミコが最後方から追い込み

2024年06月12日 11:36

 現地9日、G2イタリアオークス(3歳牝馬、芝2200m)がサンシーロ競馬場で行われ、S.デソウサ騎乗のトミコが最後方の9番手から直線で馬群に突っ込むと、2番手から粘り込むサンネバーセッツをゴール前で差し切った(短クビ差)。

 さらに1馬身1/4差の3着にニッケイが逃げ粘り、ドイツから遠征した1番人気のイスファンドは4着に敗れた。

 トミコはP.アラゴーニ調教師が管理するフットステップスインザサンド(父ジャイアンツコーズウェイ)産駒で、これが重賞だけでなくキャリア初勝利。昨年5月1日のデビュー戦で3着後、10月のG2ドルメロ賞でフォルガリアの3着など未勝利戦を含めて勝ち切れないレースを続け、それから約半年を空けて再始動した今年も前走の未勝利戦で2着など3連敗していた。これで通算11戦1勝(2着4回、3着2回)としている。