ベラニポティナが豪牝馬G1タタソールズティアラを完勝、7歳の来季も現役続行へ

2024年06月30日 09:12

 豪イーグルファーム競馬場で現地29日に今シーズン最後のG1となるタタソールズティアラ(牝馬限定、芝1400m)が17頭により争われ、1番人気のベラニポティナが好位の一角から直線でスムーズに抜け出すと、背後でマークする3番人気セマナの追撃を封じて完勝した(1.05馬身差)。

 外目の15番枠から4番手で並走する3頭の外につけたベラニポティナは、そのまま外を回って直線に進入。馬場の中央付近から末脚を伸ばして残り150m付近で先頭に立ち、追いすがるセマナを振り切った。

 さらに0.39馬身差の3着に米国から移籍2戦目のバブルロック(6番人気タイ)が逃げ粘り、2番人気のセマジックはバブルロックの直後を追走したものの伸び切れず10着に沈んだ。

 C.マー調教師が管理するプライドオブドバイ産駒の6歳馬ベラニポティナは、5月18日のドゥームベン10000に続く3度目のG1制覇(重賞6勝目)。その後は6月1日のキングスフォードスミスカップ、同15日のストラドブロークハンデキャップと中1週間隔で連戦のG1でも2着を続けていた。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、マー師は「我々はジ・エベレストから逆算して調教していく。その前に恐らく1戦するだろう。昨年の彼女は補欠だったが、今年はより強くなっているのではないかな」と、8月から始まる2024/2025シーズンもベラニポティナに現役を続行させ、昨年は除外で出走できなかったジ・エベレストを目標にする意向を明かしている。