ロイヤルアスコット開催で圧勝のカランダガンは小休止、英チャンピオンSが目標に

2024年07月03日 12:08

 ロイヤルアスコット開催の3歳G2キングエドワード7世ステークスを圧勝し、今後の動向に注目が集まるカランダガンだが、7月27日に同舞台で行われるG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの追加登録を見送ることになった。英競馬メディア『racingpost.com』が報じている。

 カランダガンは12ハロンに初挑戦だったキングエドワード7世Sで2着馬に6馬身差をつけたが、これは今年のロイヤルアスコット開催で施行された35レースの中で、チェシャムステークスのベッドタイムストーリー(9馬身半差)に次ぐ着差だった。

 同馬を所有するアガ・カーン殿下のフランスにおけるレーシングマネージャー、N.ラウス氏は「レース後の回復は良かったよ。彼はもともと小柄な馬で初の(海外)輸送だった。楽勝ではあったが、相手関係のしっかりしたレースでもあるから、1カ月でアスコットに連れ戻す予定はない。彼に多くを求めすぎていると思うし、現時点では彼をリフレッシュさせたい」と当面はカラダガンに休養を与える意向。

 その上で「フランシス(グラファール調教師)が英チャンピオンステークスに凄く前向きだから、その前に1戦することになりそうだ」と具体的な目標に言及「(夏場の)ドーヴィル開催には気乗りしないが、ニエル賞やプランスドランジュ賞あたりがある。凱旋門賞ウィーク(ドラール賞)もあるが、今年はチャンピオンズデーとの間隔が詰まっているから様子を見る」と続け、英チャンピオンSの内容によっては年末にかけて国際舞台も視野に入れると話している。