ディエゴヴェラスケスが愛G3メルドS圧勝、コックスプレート遠征も

2024年07月19日 13:20

 現地18日、愛レパーズタウン競馬場でG3メルドステークス(芝9ハロン)が行われ、R.ムーア騎乗の3歳馬ディエゴヴェラスケスが7馬身差の圧勝を見せた。

 ディエゴヴェラスケスは最初の直線で馬群から離れた外目を走り、2番手でコーナーへ。直線入り口でも他馬に馬体を併せにいかず大外へ持ち出してスパートするとあっという間に先頭に立ち、そのまま2着のタラワ以下をちぎり捨てた。

 A.オブライエン厩舎のディエゴヴェラスケスはフランケル産駒。2歳時に愛G2チャンピオンズジュベナイルステークスを勝ったが、今春は仏2000ギニー4着、仏ダービー8着とクラシックで結果が出せず、前走の英G2キングエドワード7世ステークスも10着に完敗。しかし今回は古馬相手に目の覚めるような快勝だった。

 この圧勝を受けて大手ブックメーカー『パディパワー』は秋のG1アイリッシュチャンピオンステークスでのオッズを17倍までカットしたが、オブライエン調教師は海外遠征の可能性を示唆。「アスコット(キングエドワード7世S)で12ハロンの馬ではないと強く感じた」「マイラータイプなので、恐らく8~10ハロンの馬だろう」「彼は(豪G1のコックスプレートを勝てる馬になる可能性がある」と語り、今後のローテーションに含みを持たせていた。