ミスティックダン、今季残りは全休の可能性も

2024年07月19日 13:21

 今年の米G1ケンタッキーダービーを制したミスティックダンが、今年はもう走らず来年に備える可能性が浮上してきた。

 ミスティックダンは6月のG1ベルモントステークス8着後に8月のG1トラヴァーズステークスを目指していたが、K.マクピーク師の判断で休養入り。米競馬メディア『Daily Racing Form』によると、同師は「特に悪いところはなかったが、ウォーミングアップがやや硬かったので、もう少し時間を与えたほうがいいと感じた」とコメントしているという。

 米3歳のG1路線は終盤に差し掛かっており、現時点では9月21日のペンシルベニアダービー出走の可能性も低いもよう。マクピーク師は「ミスティックダンには古馬になってからより良くなってほしい」と語り、「復帰時に1000%の状態にさせることしか考えていない。休養は30日で十分か、60日か90日か、迷うかもしれない。時間を与えれば与えるほど最高の状態になる可能性が高くなると思う」と長期休養の可能性を示唆している。