バファート調教師、KYダービー出走停止処分がついに解除

2024年07月20日 11:57

 米チャーチルダウンズ社(CDI)は現地19日、B.バファート調教師が2021年のケンタッキーダービー優勝馬メディーナスピリットがレース後に薬物検査で陽性反応を示した責任を認めたことを受け、同師に科していた3年間の出走禁止処分を解除した。米競馬メディア『Daily Racing Form』が報じている。

 この決定により、バファート師はCDIが所有する競馬場での出走が可能に。またKYダービーおよびKYオークスの出走馬選定ポイントシリーズでポイント付与対象外とされていた制限も解除される。

 バファート師は2021年夏にCDIから2年間の出走禁止処分を受け、昨夏にはさらに1年の処分延長に。このため同師は2022年から2024年までKYダービーおよびKYオークスに管理馬を送りこめず大きな打撃を受けていた。

 CDIのB.カルスタンジェン最高経営責任者(CEO)は「バファート調教師が自らの行動に全責任を負い、相応の罰金を科せられたこと、今後はルールと規制の準拠に全力を尽くすとのことで満足している」とコメント。「この件を終わらせ、将来に目を向けるときが来たと関係者全員で一致している」とした。