タワーオブロンドンが愛G2カラCで圧巻の勝利、大逃げの僚馬をゴール前で差し切り

2024年07月21日 08:05

 現地20日、愛カラ競馬場で行われたG2カラカップ(3歳以上、芝14ハロン)は、2番人気のタワーオブロンドンが発馬で後手を踏み後方2番手からの追走となるも、直線入口で先頭と20馬身ほどあった差を一気に逆転する圧巻の勝利を飾った。

 タワーオブロンドンの僚馬グロスヴェノースクエア(3番人気)が大逃げの形を作り、直線入口の残り3ハロン地点で2番手に上がった1番人気ヴォーバンから約15馬身のリード。タワーオブロンドンはさらに後方からの追い上げとなったが、最後の1ハロンでヴォーバン、ゴール前でグロスヴェノースクエアを豪快に差し切った。

 1馬身1/4差の2着にグロスヴェノースクエア、さらに7馬身離されてヴォーバンが3着に続いた。

 ガリレオ産駒の4歳牡馬タワーオブロンドンは、グロスヴェノースクエアとともにA.オブライエン調教師が管理。2月にサウジのG3レッドシーターフハンデキャップで重賞初制覇を飾り、続くG2ドバイゴールドカップも連勝したが、欧州帰国初戦の前走はG2ヨークシャーカップで5着に敗れていた。これで3度目の重賞勝ちとしている。

 英競馬メディア『racingtv.com』などによると、オブライエン師はタワーオブロンドンとグロスヴェノースクエアの今後について、メルボルンカップに遠征させる可能性を示唆。その前にタワーオブロンドンは愛セントレジャーに使う意向を明かしている。