ヨシダ産駒が重賞初制覇、3歳牝馬のグレイオシュが米G2レイクプラシッドSを制す

2024年08月21日 10:50

 現地17日、米サラトガ競馬場でG2レイクプラシッドステークス(3歳牝馬、芝8.5ハロン)が8頭により争われ、先頭から4馬身ほどの3番手で中間点を通過した4番人気のグレイオシュが、直線の追いくらべにクビ差で競り勝った。

 グレイオシュはスムーズに直線に入るも、捲り気味に進出した1番人気シーフィールズプリティーの勢いが勝り、一時は首ひとつほど前に出られた。しかし、そこから追いくらべに持ち込み、最後は差し返すように勝利を手にした。さらに1/2馬身差の3着には2番人気のダイナミックプライシングが続いている。

 C.ブラウン調教師が管理するグレイオシュはハーツクライを父に持つヨシダ産駒で、これが父子とも重賞初制覇。グレイオシュは年明けデビューで3戦目の4月20日に勝ち上がり、続く5月のG2ワンダーアゲインステークスは4着に敗れたが、ひと息入れて条件戦(2着)から臨んだ今回で通算6戦2勝としている。

 なお、2着のシーフィールズプリティーもカラコンティ産駒で、日本生まれの種牡馬によるワンツー決着となった。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』は、ブラウン師の「グレイオシュは先頭で勝負根性を見せてくれたし、強い馬を打ち負かした」「軌道に乗ってきたね」というコメントを紹介。グレイオシュの次戦がG1クイーンエリザベス2世チャレンジカップになる模様と報じている。