フレンドリーソウルが仏G2ノネット賞を快勝、次戦にオペラ賞やBC遠征も

2024年08月21日 12:10

 仏ドーヴィル競馬場で現地18日に行われたG2ノネット賞(3歳牝馬、芝2000m)は、英国から遠征した1番人気のフレンドリーソウルが内ラチから3頭分離れた位置で楽な逃げを打ち、そのままゴールまで1馬身のリードを守り切った。

 2着に最後方の7番手から馬群の中を進出した3番人気のバース、さらに1馬身1/2差の3着には中団追走の2番人気カンダラが続いた。

 フレンドリーソウルはJ&T.ゴスデン調教師が管理するキングマン産駒。前走はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと同日のG3ヴァリアントステークスで重賞初制覇を飾っており、この日の勝利により通算5戦4勝とした。

 J.ゴスデン師は英競馬メディア『Sky Sports Racing』に対し、道悪(Good to Soft)は想定外でフレンドリーソウルに不向きとしながらも勝ち切ったことを評価。「良や堅良ならもっとやれる」「欧州では1マイル1/4(2000m)が彼女にとってパーフェクトだ。1マイル1/2(2400m)を試そうとは思わないが、アメリカなら平坦だしもう少し距離をこなせるだろう」と続け、「パリロンシャン競馬場が昨年のような馬場になるならオペラ賞にする。そうならないなら走らせない」「デルマー(ブリーダーズカップ)へ行くことも可能だ。(オーナーの)ストローブリッジさんはアメリカ暮らしだしね」と今後を展望している。