キングジョージ覇者ゴリアットの筆頭オーナー変更、ジャパンC参戦の可能性も

2024年08月23日 19:22

 レゾリュート・レーシングを率いる米国のオーナーブリーダーであるJ.スチュワート氏が、今年7月の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制したゴリアットの所有権の過半数を獲得したことが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 ゴリアットはドイツ生まれのアドラーフルーク産駒の4歳セン馬。F.グラファール厩舎からデビューし、今年のキングジョージではブルーストッキング、レベルスロマンス、オーギュストロダンらを下してG1初制覇を果たした。

 米ケンタッキー州を拠点とするスチュワート氏は近年の競馬界で存在感を増しており、今年のベルモントステークスなどを勝ったドーノック、その母でケンタッキーダービー馬メイジの母でもあるプカなどを購入している。欧州進出もすでに開始し、ロイヤルアスコット初出走を果たしたほか、アルカナ・オーガストセールでは1歳馬3頭を217万ユーロで購入した。

 なおグラファール調教師によると、ゴリアットは「9月後半にパリロンシャンのフォワ賞か、ケルンのオイロパ賞に出走させる予定」とのこと。その後は「英チャンピオンステークス、ブリーダーズカップ、ジャパンカップなどの選択肢がある」としており、キングジョージ制覇で優先出走権を獲得したジャパンカップへ参戦する可能性を示唆している。