NZで今季初のG1タージノトロフィー、10番人気のグレイルシーカーが波乱呼ぶ

2024年09月08日 10:26

 ニュージーランドで今シーズン最初となるG1タージノトロフィー(3歳以上、芝1400m)が現地7日にヘイスティングス競馬場で行われ、10番人気のグレイルシーカーが中団6番手の内ラチ沿いから最終コーナーで外に持ち出されると、スムーズに1.3馬身抜け出して快勝した。

 勝ち馬の直前を並走した8番人気のファラリオニと4番人気のサトノアラジン産駒セイクリッドサトノが2着争いを演じ、内のファラリオニが0.2馬身先着。1番人気のクロセッティは逃げるも7着に沈んだ。

 グレイルシーカーはL.オサリヴァン&A.スコット調教師が管理するイフラージ産駒の4歳牝馬でG1初制覇。重賞は3月のG2ウェリントンギニーに続く通算2勝目とした。

 NZ競馬の公式サイト『loveracing.nz』によると、殊勲のM.カートライト騎手は豪ヴィクトリア州で見習いリーディングになるなど活躍し、騎乗機会を求めて今シーズンからニュージーランドに拠点を移したばかり。「最高の気分だよ」「こちらに来てすぐにこんなことが起きた。たまらないね」「勝利はおろか、G1の初戦に乗れただけでも幸せだった。そのために来たのだからね」と喜びを爆発させている。