ポータフォーチュナが愛G1メイトロンSを快勝、順調なら次戦はBCマイル

2024年09月15日 10:48

 愛レパーズタウン競馬場で現地14日に行われた牝馬G1メイトロンステークス(3歳以上、芝8ハロン)は、T.マーカンド騎乗の1番人気ポータフォーチュナが4番手キープから直線で末脚を炸裂させ、逃げ粘る2番人気フォールンエンジェルに1馬身差をつけて快勝した。

 フォールンエンジェルらを行かせて好発から4番手に控えたポータフォーチュナは、2馬身ほどの圏内で半マイル地点を通過。絶好の手応えで向いた直線では馬場の中央付近から弾けるような末脚で抜け出し、し烈な2着争いを尻目にゴールを駆け抜けた。

 フォールンエンジェルが離れず2番手追走のソプラノ(5番人気タイ)との2着争いを1/2馬身差で制し、3番人気のイランイランは勝ち馬を直後でマークするもさらに短アタマ差の4着までだった。

 ポータフォーチュナはD.オブライエン調教師が管理するカラヴァッジオ産駒の3歳馬で、6月のコロネーションステークス、7月のファルマスステークスに続きG1レース3連勝。G1は2歳時のチェヴァリーパークステークスと合わせて4勝目、通算6度目の重賞制覇とした。

 英競馬メディア『racingtv.com』は上位2頭の調教師のコメントを紹介し、ポータフォーチュナのオブライエン師は「厩舎に連れ帰って様子を見るが、万事問題なければデルマーへ行くつもり」と、かねてより公言してきたブリーダーズカップマイル挑戦を明言。

 また、フォールンエンジェルのK.バーク調教師は「次走は3、4週後のオペラ賞で距離を延ばすと思う。(前走まで鞍上の)ダニー・タドホープが10ハロンももつと言っていたから自信があるんだ。(今回の)ジェームズ・ドイルは初めて乗ったが同じ考えだった」と話している。