オーギュストロダンはジャパンCで引退、愛クールモアスタッドで種牡馬入り

2024年09月28日 12:42

 昨年の英ダービーなどを制したディープインパクト産駒のオーギュストロダンが、11月のG1ジャパンカップを最後に引退し、アイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りすることが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 オーギュストロダンは日本の三冠馬ディープインパクト産駒の最終世代としてアイルランドで誕生。3歳春に英愛ダービーを連勝したほか、秋には米G1ブリーダーズカップターフも制覇するなど欧米でG1を6勝している。

 またガリレオ産駒の母ロードデンドロンはロッキンジステークスなどG1を3勝の活躍馬で、母の全妹にあたるマジカルもアイリッシュチャンピオンステークス連覇などG1を7勝した名牝だった。ピヴォタル産駒の2代母ハーフウェイトゥヘブンも愛1000ギニーなどG1を3勝しており、母系はクールモア屈指の名牝系として栄えている。

 クールモアのMV.マグニア氏は「オーギュストロダンは最高の馬だけが持つ品格、スピード、血統を兼ね備えた傑出した競走馬であり、種牡馬の有望株だ」と絶賛。サドラーズウェルズやガリレオ、モンジュー、カーリアンなど歴代の名馬、名種牡馬たちに匹敵するトップクラスの馬だとし、「2028年の産駒デビューが待ちきれない。この馬が輝かしい先駆者の足跡をたどる最高の機会を得られるように全力を尽くす」と語った。