英2歳G2ロイヤルロッジS、カメコ産駒のウィンブルドンホークアイが完勝

2024年10月02日 12:26

 現地9月28日、英ニューマーケット競馬場で行われた2歳G2ロイヤルロッジステークス(牡・セン馬、芝8ハロン)は、J.ドイル騎乗のウィンブルドンホークアイ(3番人気タイ)が2番手追走から残り2ハロンを前に先頭に立ち、3番手から追いすがる5番人気ロイヤルプレーライトに1馬身1/2差をつけて快勝した。

 1番人気を分け合ったアンジェロブオナロッティとパペットマスターは先頭から3馬身圏内で中間点を通過するも、勝ち馬から3馬身1/4差でアンジェロブオナロッティが3着。これに短アタマ差でパペットマスターが続いた。

 ウィンブルドンホークアイはJ.オーウェン調教師が管理するカメコ(父キトゥンズジョイ)産駒の牡馬で重賞初制覇。5月29日にデビュー勝ち後は7月のG2スーパーレイティブステークス(3着)、8月のG3エイコムステークス(2着)と重賞で一歩及ばずにいた。これで通算4戦2勝としている。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、今年の1月から本格的に平地競走馬の調教を始めたというオーウェン師は「1マイルはいいし、このトラックを上手に走ったから英2000ギニーのことを考えないとね。私にとって彼は生え抜きの有力候補さ」と、今回と同舞台で行われる2000ギニーへ意欲を見せ、今後はフューチュリティトロフィーや米ブリーダーズカップに挑戦させることも示唆している。

 なお、大手ブックメーカーの『コーラル』は英2000ギニーにおけるウィンブルドンホークアイの前売りオッズを26倍に設定し、この馬に前走で勝ったザライオンインウィンターを6倍から5.5倍に切り上げて1番人気としている。