スリーテクニックが米G3アックアックSを快勝、回避のサウジクラウンはBC出走へ正念場

2024年10月02日 12:28

 米チャーチルダウンズ競馬場で現地9月28日にG3アックアックステークス(3歳以上、ダート8ハロン)が行われ、先頭争いの3頭から1頭だけ離れて最後方の4番手を追走した3番人気のスリーテクニックが、直線で大外からまとめて差し切り快勝した。

 1馬身1/2差の2着に2番人気のタンバルンバが続き、1番人気のカリオストロはさらに2馬身差の3着に敗れた。なお、前売りで圧倒的1番人気に推されていたサウジクラウンは脚の負傷により当日に回避している。

 スリーテクニックはJ.クック調教師が管理するミスタースピーカー(父プルピット)産駒の7歳牡馬で、昨年7月のG2ジョンA.ネラッドステークス以来となる重賞2勝目。その次戦のアックアックSでは3着に敗れていた。

 この勝利によりスリーテクニックはブリーダーズカップダートマイルの優先出走権を獲得したが、レース後のクック師のコメントとして馬主関係者が出走に前向きではないと米競馬メディア『drf.com』が報じている。

 また『bloodhorse.com』によると、サウジクラウンのB.コックス調教師は依然としてBCダートマイル出走を希望しているものの、フルゲートを超えるエントリーがあった場合、今年の戦績では選考委員会の定める基準により除外される可能性を指摘している。