BCクラシック断念のファクトゥールシュヴァル、QE2は降雨に期待

2024年10月17日 12:45

 初のダート挑戦となるはずだった11月の米G1ブリーダーズカップクラシック参戦を断念したファクトゥールシュヴァル陣営は、昨年2着だった現地19日の英G1クイーンエリザベス2世ステークス(QE2)が雨でソフトな馬場になることを期待している。

 リブチェスター産駒の5歳セン馬ファクトゥールシュヴァルは昨年、QE2のほかに英G1サセックスステークス2着など欧州マイルG1路線で善戦。今年3月のドバイターフでG1初制覇を果たした。

 英競馬メディア『At The Races』によると共同オーナーのB.アーヴィン氏は「雨が降ることを期待している。人気馬(チャリン)よりも私たちの方に適性があると思うからだ」とコメント。「雨のおかげでファクトゥールシュヴァルは最高のレースができると信じている。土曜(レース当日)の馬場が重かったら参戦しようと思って競馬場の係員と話したところ、そうなる可能性は十分あるとのことだったので出すことにした」と語った。

 なお同氏は今年のBCクラシック参戦は断念したものの、「来年はダートを試すことを検討している」とも話しており、「冬の間にサウジアラビアかドバイ、両方かどちらかで少なくとも1回はダートを試すつもり」だという。