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【ドバイターフ】ファクトゥールシュヴァルがナミュールとの激闘を制す

2024年03月31日 03:12

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 ドバイのメイダン競馬場で現地30日に行われたG1ドバイターフ(芝1800m)は、中団追走の10番人気ファクトゥールシュヴァルが後方から大外を伸びる7番人気ナミュールとの追いくらべを短アタマ差で制した。

 マテンロウスカイ(9番人気)がレースを先導し、背後でルクセンブルクやメジャードタイムらが好位グループを形成。その後ろを4番人気のダノンベルーガや5番人気のロードノース、ファクトゥールシュヴァルらが固め、1番人気のドウデュースは出遅れてさらに後ろの内ラチ沿いからとなった。

 ナミュールは後方2、3番手から馬群の外をスムーズに進出し、直線で加速していくと残り200m付近からファクトゥールシュヴァルとの併せ馬に。そのまま2頭で激しく競り合いながら抜け出し、最後は首の上げ下げでファクトゥールシュヴァルに軍配が上がった。

 馬群の内で直線に入ったダノンベルーガは前方のメジャードタイムらが壁となって追いづらく、進路が開けた時にはナミュールが抜け出した後。さらに3/4馬身及ばず3着で入線した。また、ドウデュースはダノンベルーガの後ろでさらに進路がなく不完全燃焼の5着。マテンロウスカイは直線で余力を失い最下位でのゴールとなった。

 なお、4連覇の偉業に挑んだロードノースは8着。キャットニップが直線で競走を中止している。

 ファクトゥールシュヴァルはフランスのJ.レニエ調教師が管理するリブチェスター産駒でG1初制覇。昨年5月のイスパーン賞から前走のクイーンエリザベス2世ステークスまで欧州のG1戦線で4戦連続の入着を続けていたが、いずれも重めの馬場でスピードへの対応が課題と見られていた。

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