ガンランナー産駒ガンパイロット、スリーチムニーズFに種牡馬として凱旋へ
2024年10月17日 12:50
今年5月に米G1チャーチルダウンズステークスを制したガンパイロットが、生まれ故郷でもあるスリーチムニーズファームで来年から種牡馬入りすることが発表された。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
ガンパイロットはスリーチムニーズファームが誇る名種牡馬ガンランナー産駒の4歳馬。3歳までは目立った成績ではなかったが、4歳となった今年はチャーチルダウンズSでG1初制覇を果たすと、8月のG1フォアゴーステークスでも2着と好走。11月2日のG1ブリーダーズカップスプリントが引退戦となる。ここまでの通算成績は13戦5勝。
米年度代表馬でもあるガンランナーも手掛けたS.アスムッセン調教師はガンパイロットについて「彼は信じられないほどの才能があり、愛するガンランナーの特徴を身体的にも精神的にも多く備えているうえに、馬格ははるかに大きい」とコメント。
オーナーブリーダーであるスリーチムニーズのG.トレアルバ会長は「私たちはガンランナーが種牡馬の父になると固く信じており、実際にG1勝ち馬のガンパイロットが帰ってきて父と並ぶことを嬉しく思う」と語り、同理事のD.コーゼン氏はチャーチルダウンズSの歴代勝ち馬に種牡馬として成功したディストーテッドヒューマーとスパイツタウン、最近ではコディーズウィッシュにジャッキーズウォリアー、ミトーリといった傑出馬がいることを挙げ、「まさに種牡馬メイキングレースだ」と語っている。