現地19日、英アスコット競馬場で英チャンピオンズロングディスタンスカップ（芝15ハロン127ヤード）が行われ、欧州長距離界の覇者キプリオスが圧倒的な1番人気に応えた。

　外目の枠から楽に2番手を確保したキプリオスは、淡々と流れるレースで逃げ馬と差のない好位をキープ。最後の直線に入るとすぐに先頭に立ち、追いすがるスウィートウィリアムを最後まで寄せ付けず2馬身1/4差の勝利を収めた。

　前走の英G2ドンカスターカップで古豪トゥルーシャンを下したスウィートウィリアムだったが、キプリオスにはロイヤルアスコットでのG1英ゴールドカップ3着から数えて3連敗となった。

　A.オブライエン調教師が管理するキプリオスはガリレオ産駒の6歳牡馬。昨年は故障もあって2戦未勝利だったが、今年は英ゴールドカップから前走の仏G1カドラン賞まで欧州の長距離G1を4連勝するなど7戦全勝の完璧なシーズンを送った。