​ゴリアットが復帰戦の仏G2コンセイユドパリ賞を勝利、「ジャパンCが楽しみ」

2024年10月21日 12:50

 現地20日、仏パリロンシャン競馬場でG2コンセイユドパリ賞(芝2200m)が行われ、7月末の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス制覇以来のレースだったゴリアットが1番人気に応えた。

 6頭立ての大外枠から出たゴリアットはほぼ一団となった馬群の3番手付近からのレースに。直線に入るとC.スミヨン騎手が左右を確認する余裕を見せつつほぼ馬なりで先頭に立ち、残り200メートルからは内で追いすがるヘイミッシュとの叩き合いになったが、これも半馬身差で制してゴールした。

 F.グラファール厩舎のゴリアットはアドラーフルーク産駒の4歳セン馬。7月末のキングジョージでは後に仏G1凱旋門賞を勝つ牝馬ブルーストッキングに快勝し、その後は軽度の故障やセン馬ゆえの出走条件もあって今回が約3カ月ぶりの実戦だった。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、グラファール調教師は「9月にちょっとしたトラブルがあった後、ジャパンカップ前の調整としてはこのレースしかなかった。本当にうまくいった」とコメント。

 さらに「新しい共同オーナーとなったスチュワート氏は競馬がどうあるべきかという新しいビジョンを持つ人物。国際サーキットで大きな可能性を秘めるゴリアットのキャリアの新たな一歩として、私たちは日本でのレースを楽しみにしている」と続けた。