ファクトゥールシュヴァルが香港遠征を視野、ドバイ開催の早期参戦も検討

2024年10月23日 12:15

 英G1クイーンエリザベス2世ステークスで2年連続の2着となったばかりのファクトゥールシュヴァル陣営が、香港遠征を視野に入れていることが明らかになった。英競馬メディア『attheraces.com』などが報じている。

 ファクトゥールシュヴァルは昨年のクイーンエリザベス2世Cで同じフランスのビッグロックに敗れるも、今年初戦のドバイターフでG1の壁を突破。先日のクイーンエリザベス2世Cでチャリンの2着となる前には、サセックスステークスでも3着に好走した。

 一連のパフォーマンスを評価するJ.レニエ調教師は、ファクトゥールシュヴァルが月曜日(21日)にフランスに到着し、状態も良好と明かした上で「彼は最高レベルのレースでとても堅実だし、そうしたものを勝つに値する。恐らく来シーズンはロッキンジかクイーンアン、サセックス、クイーンエリザベスあたりを走るために戻ってきて、どれか1つは勝てるだろう」と英マイル戦線への再挑戦に意欲を見せた。

 さらに「彼を香港に登録してあるから、どんな感じか見てみよう。ドバイ開催に早めに参戦することもあり得る」と続け、英国から遠い香港は馬の精神面に負担となるものの、落ち着きを増している現状なら長旅にも耐えられると予測。

「香港に行くなら1ハロン1/4(2000m)の香港カップを走るだろう。平坦なコースだから彼には2000mの方が良さそうだ」と、実績のあるマイルではなく距離延長を示唆している。