エミリーアップジョンはBCターフへ、デットーリ騎手と再タッグ

2024年10月26日 11:05

 欧州の強豪牝馬エミリーアップジョンが、11月の米ブリーダーズカップ開催でBCターフに出走することが決定。鞍上は今年から主戦を務めていたK.シューマーク騎手からかつての相棒であるL.デットーリ騎手に乗り替わることが分かった。

 J&T.ゴスデン厩舎のエミリーアップジョンはシーザスターズ産駒の5歳馬。デットーリ騎手とのコンビで2022年秋にG1英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスと2023年の英G1コロネーションカップを制覇。その後は勝ち星がないが、ここ2戦は英G1ヨークシャーオークスと仏G1ヴェルメイユ賞でいずれも3着と善戦していた。

 J.ゴスデン調教師は鞍上変更について「とても単純な話だ。フランキー(デットーリ騎手)は米国を拠点とし、デルマーで何百回も騎乗している」「キーラン(シューマーク騎手)はエミリーアップジョンをよく知っているが米国での騎乗経験はあまりなく、確かデルマーで乗ったことはなかった」と説明。狭い馬場と短い最後の直線というトリッキーなコースへの経験値が乗り替わりの理由だと示唆した。

 また11ハロンの牝馬限定戦であるBCフィリー&メアターフではなく12ハロンの牡馬混合戦のBCターフを選んだ理由については、「最初のコーナーまでの距離が長く、彼女は12ハロンの方が得意だから」と語った。