英アスコット競馬場で現地15日にG1英チャンピオンズフィリーズ＆メアズステークス（3歳以上牝馬、芝12ハロン）が行われ、中団馬群の外を追走したエミリーアップジョンが直線の残り2ハロンから3馬身抜け出して1番人気に応えた。

　勝ち馬の内で並走の13番人気サンダーキスが2着、後方2番手から最低14番人気のアンシニュエンドウがさらに1/2馬身差の3着に続き、2番人気で並んだシーラローザは逃げ馬の背後から10着、エターナルパールもサンダーキスの内から13着に大敗した。

　エミリーアップジョンは5月のG3ミュージドラステークス以来となる白星で待望のG1初制覇。1番人気に推された英オークスは出遅れて短アタマ差の2着に惜敗し、古馬に挑んだキングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスでは最下位の6着に沈んだが、それから3カ月ぶりの牝馬限定戦で改めて実力を証明した。

　J.ゴスデン調教師はエミリーアップジョンが来年も現役を続けると明言。今後はブリーダーズカップに遠征せず休養させ、来年はキングジョージと凱旋門賞が大目標になるとコメントしている。