英チャンピオンズスプリントステークス（3歳以上、芝6ハロン）が現地15日にアスコット競馬場で行われ、外ラチ寄りで先行したL.デットーリ騎乗の1番人気キンロスが馬場の中に向かって抜け出し、2着のラントゥフリーダム（16番人気タイ）に2馬身1/4差をつけて完勝した。

　レースは外ラチ寄りに7頭、内ラチ寄りに11頭の二手に分かれて進み、キンロスは連覇を狙うクリエイティブフォース（2番人気タイ）と6番人気ネイヴァルクラウンのゴドルフィン勢を前に見ながら3番手を追走。各馬が仕掛けると馬場の中央に向かって舵を切り、残り1ハロンから鮮やかに抜け出した。

　キンロスを背後でマークしたラントゥフリーダムがクリエイティブフォースとの2着争いをクビ差で制し、もう1頭の2番人気ローハーンは内ラチ勢の最後方から追い込んでクリエイティブフォースに1/2馬身差の4着までだった。

　キンロスは前走のフォレ賞からG1連勝。8月のG2シティオブヨークステークスから重賞4連勝で通算6度目の重賞制覇とした。R.ベケット調教師はキンロスのスプリンターとしての資質を評価する一方、ブリーダーズカップマイルへ遠征する可能性を示唆している。