​BCクラシック制覇のシエラレオーネ、現役続行か種牡馬入りかは協議中

2024年11月05日 12:20

 現地2日の米G1ブリーダーズカップクラシックを制したシエラレオーネの陣営は、これを最後に引退して種牡馬入りするか、来年も現役を続行するか決めかねているようだ。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、共同オーナーのB.スミス氏は3日、パートナーであるP.ブラント氏やクールモア関係者と話し合ったことを認め、「私は聞き役、頷く役割だ。彼らの経歴を考えれば、私が口を挟む必要はない」と語り、より経験豊富で種牡馬ビジネスにも通じているパートナーたちに任せる意向を示した。

 同氏は「繁殖の観点から論理的に考えると、論理的ではなく簡単な決断ではあるが、種牡馬にしようとなる。ただシエラレオーネは健康で、幸運なことにちょうど今が成長期で自分の実力を発揮し始めているように見えるため、話し合う価値は間違いなくある。彼は父親がたどった道を簡単になぞることもできるだろう」と続けた。

 シエラレオーネの父ガンランナーは3歳だった2016年暮れのクラークハンデキャップでG1初制覇。4歳となった翌年は3月のG1ドバイワールドカップ2着後に11月のBCクラシックまで米G1を4連勝し、さらに18年1月のG1ペガサスワールドカップも制して種牡馬入りしている。