カーインライジングが7連勝、香港G2ジョッキークラブスプリントも快勝
2024年11月18日 12:30
現地17日、香港シャティン競馬場でG2ジョッキークラブスプリント(芝1200m)が行われ、Z.パートン騎乗のカーインライジングが圧倒的な1番人気に応えて快勝した。
スタート直後は押してハナを取りに行ったカーインライジングだが、最初のコーナーまでにビクターザウィナーらに前を譲って3番手に待機。残り300メートルを切ったところで鞍上が仕掛けると鋭く伸びて後続を置き去りにしたまま楽々とゴールに飛び込んだ。勝ちタイムの1分07秒43は、2007年の同レースで名馬セイクリッドキングダムが残した1分07秒50を塗り替えるレコードタイムとなった。
3馬身1/4差の2着争いは後方一気で突っ込んできた伏兵ハウディープイズユアラブが、昨季の香港4歳クラシック二冠馬ヘリオスエクスプレスに僅差で先着。2番人気に推されていた実績馬カリフォルニアスパングルは4番手からズルズル後退して8着に沈んだ。
D.ヘイズ厩舎のカーインライジングはシャムエクスプレス産駒の4歳セン馬。前走のG2プレミアボウルを6連勝で制した上がり馬で、カリフォルニアスパングルを返り討ちにした今回で重賞2連勝を果たし、12月のG1香港スプリントに弾みをつけた。